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サントリーウイスキー蒸溜所ブログ -日本のウイスキーのふるさとから-

水野めぐみ ウイスキー樽の話 大器晩成型? 独特な味わいを生み出すミズナラ樽

こんにちは。水野めぐみです。
以前、仕込み・発酵・蒸溜のオーバーホールについて話をしましたが、熟成についてはオーバーホール期間というのはありません。樽の中のウイスキーは、夏の間も休むことなく、じっくり熟成を進めています。

熟成の仕方は樽によって実に様々で、樽の大きさ、材質の違い、樽の内面の焼き具合などによって出来上がるウイスキーの味わいや香りも違ってきます

この樽の使い分けもサントリーの大きなこだわりですので、今回は樽についてのお話です。

(左から)パンション、ミズナラ樽、シェリー樽、ホッグスヘッド、バーレル
(左から)パンション、ミズナラ樽、シェリー樽、ホッグスヘッド、バーレル


 

現在使っている樽は5種類で、樽材は北米産ホワイトオークやヨーロピアンオークなどがありますが、この中で最もユニークなのが和樽、“ミズナラ樽”です!サントリーがオリジナルで開発した、世界のどのウイスキーにもなかった貴重な樽なんですよ!

ミズナラは主産地が北海道で、高級家具などにも使われる丈夫な木なのですが、そもそもなぜ日本の木から樽をつくろうとしたのか?

実は戦争中から戦後にかけて、ホワイトオークが思うように入手できず、代用として色んな日本の木で樽をつくって熟成させていたそうです。その中の一つがミズナラだったんですね。

ミズナラの木
ミズナラの木


実はミズナラ樽をつかったウイスキーは、熟成させた当初は木の成分の特性が強く出すぎて、当時のブレンダーは「使えるか!こんな樽」と言った程だったとか。

ところが…ミズナラ樽に熟成させて20年…忘れかけていた時にふとミズナラ樽を開けてみたところ、複雑でどこか東洋的な香りを持つウイスキーに育っていたそうです。今では20~30年の長期貯蔵用として使用されている、まさに大器晩成型の樽なんですよ!

ミズナラの樽
ミズナラの樽


ウイスキー樽に使われる木材にするには、樹齢150年以上のもので、且つまっすぐな木を選ばなければいけません。

そんな貴重なミズナラの木ですから、当然簡単に手に入るものではないのですが、このミズナラ樽にふさわしい木を選ぶ為、先日チーフブレンダーの輿水が自ら北海道に出向いたとのことですので、次回はそのインタビューをお伝えします!楽しみにしていて下さいね!

 

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ご案内係の水野めぐみです!
山崎蒸溜所でご案内係を務めています。

趣味はスポーツ全般。蒸溜所を知る前はワイン好きでしたが、今ではかなりのウイスキー通になりつつあります。

みなさんと一緒にこのブログを盛り上げていきたいです!

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ご案内係の森川ユタカです!
白州蒸溜所に勤務しています。

これまでビール工場、ワイナリーでも働いてきましたが、今はウイスキーの世界を探求中の28歳、健康男児です(笑)。

ツーリングやフィッシングなどアウトドア大好き!リフレッシュもかねて全国各地を走り回っています。

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