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サントリーウイスキー蒸溜所ブログ -日本のウイスキーのふるさとから-

水野めぐみ ブレンダー 輿水チーフ ミズナラウイスキー樽へのこだわりを求めて北海道へ

こんにちは。水野めぐみです。

さて、前回はサントリーがオリジナルで開発した和樽、ミズナラ樽についてご紹介しましたが、先日、ミズナラ樽にふさわしい木材を求めて、輿水チーフブレンダーが北海道の富良野にあるミズナラの森にでかけたということで、早速話を聞いてきましたので、ご紹介しますね!

輿水チーフブレンダー
輿水チーフブレンダー


(水野)出張、お疲れさまでした!早速ですが、樽にふさわしい木を見極めるポイントは何ですか?

 

(輿水)とにかく真っ直ぐであること。できるだけ低い位置で枝が張っていないものが良いですね。そうでないと漏れやすく折れやすい樽になってしまいます。樹齢は最低でも150年は必要で、直径が50~60センチ位ないと綺麗な柾目(まさめ)の材が取れないんですよ。この条件に合う木なんてそうありません。

ミズナラの森
ミズナラの森


(水野)なるほど。その貴重なミズナラ樽の原酒を使ったウイスキーとは?
(輿水)代表的なのは「」。ミズナラ樽から生まれるモルトこそが、「響」の味わいと香りの決め手!ミズナラ樽の原酒は、日本の伽羅や香木を想わせる複雑でオリエンタルな香りが特徴で、このミズナラをキーモルトとする「響」は日本独特の上品さを感じることができます。「山崎12年」「山崎18年」も使っていますよ。

(水野)日本だけの樽であれば、世界からの注目も高いのではないですか?
(輿水)そうですね。ミズナラ樽原酒は日本オリジナルのキャラクターですから、世界のウイスキー通からも注目が集まっています。すでに完売した「山崎50年」や「山崎35年」もミズナラ樽のモルトが主体でした。酒齢35年を超えてなお輝き続ける原酒って数少ないですからね。貴重な原酒で数も少ないので、どんなウイスキーにも使えるわけではありません。

(水野)確かにミズナラを使ったものは高級なウイスキーが多いですよね。オーナーズカスクの1979年樽もミズナラ樽でしたよね。

オーナーズカスク1979年樽
オーナーズカスク1979年樽。3000万円で一番高価!!
※オーナーズカスクは、現在休売しております。


(輿水)それくらい貴重な原酒。そう簡単には出せません(笑)。

(水野)なるほど。ちなみにこの視察で大変だったことは?
(輿水)大雨で山道がぬかるんでいて、車が1時間以上も立ち往生したことかな。それとこの森にはヒグマが出るらしいですよ!今回は鹿しか見なかったけどね。ブレンダーも命がけです(笑)

1時間も立ち往生…
1時間も立ち往生…


(水野)えっ!ヒグマですか…!そんなに森の奥深くまで入っていくんですね。

ミズナラの芽
ミズナラのどんぐりから新たなミズナラの芽が!あと150年後には樽材に!?


ウイスキーの熟成にふさわしい木を選ぶ為、自ら森まで出向いて視察しに行くブレンダー。この樽材への徹底的なこだわりも美味しいウイスキーづくりには欠かせないんですね。

このブログを通して直接つくり手に裏話を聞く機会が多くなり、まだまだウイスキーの未知な世界があることにいつも感心しています。これからも技師や職人のこだわりを皆様にお伝えしていきますので、楽しみにしていて下さいね!

 

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縁側で日向ぼっこ雑記帳@Blog

2009年7月17日 22:09

葛藤はしてみたけど

仕事帰り、いつもの整体マッサージ屋さんで身体のコリをほぐしてもらい、その後チケットショップをうぅろうろ。その後、そーいえばビックカメラでオーナーズカスクの......

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ご案内係の水野めぐみです!
山崎蒸溜所でご案内係を務めています。

趣味はスポーツ全般。蒸溜所を知る前はワイン好きでしたが、今ではかなりのウイスキー通になりつつあります。

みなさんと一緒にこのブログを盛り上げていきたいです!

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ご案内係の森川ユタカです!
白州蒸溜所に勤務しています。

これまでビール工場、ワイナリーでも働いてきましたが、今はウイスキーの世界を探求中の28歳、健康男児です(笑)。

ツーリングやフィッシングなどアウトドア大好き!リフレッシュもかねて全国各地を走り回っています。

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