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サントリーウイスキー蒸溜所ブログ -日本のウイスキーのふるさとから-

水野めぐみ ウイスキー樽化粧職人 ~ウイスキーペインティング~

こんにちは、水野めぐみです。
以前、「ご案内の中で一番印象に残る場所は?」で貯蔵庫についてご紹介しましたが、その貯蔵庫で眠っている樽の表には何が書かれているか、じっくりとご覧になった事はありますか?

貯蔵庫で眠っている樽


 

樽の表面(鏡板と言われています)には「蒸溜所名」「製造NO(樽はこの製造NOで管理されています)」「年数」などが書かれているんですが、
実はこの樽の表のペインティングは手作業で行われていて、今や出来る人が限られている非常に貴重な技が活かされているんです!
今回はそんな樽の表を専門にペインティングしているキャリア約20年(!!)の職人に話しを聞いてきました。

ペインティングの方法
(1枚を仕上げるのに丸2日程度かかるそうです)

樽
板をまず白く塗り、乾かします。鏡板面がでこぼこしている事がわかりますか?
型紙の上から文字を描いていきます
型紙の上から文字を描いていきます。
ちなみにこの型紙作成(文字を切り抜く技)の出来具合が最終出来具合を決めるので、とても重要な工程になるそうです。


(水野)こんにちは。早速ですが、樽のペインティングの技術を身につけるのに、相当苦労したとお聞きした事があるのですが…
(職人)先輩の後について、見よう見真似で技術を身に付けたんです。早く一人前になりたくて、仕事が終わってから破棄する板を使って、ひたすら練習した事を覚えています。

(水野)職人の世界ですね…。どういった点に苦労しましたか?
(職人)鏡表面は樽の顔に相当する部分なので、ムラのないように、文字はかすれないように仕上げていきます。ただ、ハケの使い方やペイントの量、木の相性によってひとつひとつの仕上がりが違うので苦労しました。でも、うまく描けた時は、樽の中のウイスキー原酒も喜んでくれているような気になりますね

ちなみに趣味は水彩画と版画だそう。実は貯蔵庫の中にも絵画が書かれた樽があるんですよ!!

できあがり


根気のいる作業をずっとして来た職人からは、この仕事に対する誇りがひしひしと伝わってきました。
この仕事をしていて一番感動する時は「自分がペインティングした樽と、何十年も貯蔵庫で眠った後に再会する」時だそうです。

皆様も是非、蒸溜所にお越し頂いて、貯蔵庫で眠っている樽から職人の技を感じてみてくださいね!!

 

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ご案内係の水野めぐみです!
山崎蒸溜所でご案内係を務めています。

趣味はスポーツ全般。蒸溜所を知る前はワイン好きでしたが、今ではかなりのウイスキー通になりつつあります。

みなさんと一緒にこのブログを盛り上げていきたいです!

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ご案内係の森川ユタカです!
白州蒸溜所に勤務しています。

これまでビール工場、ワイナリーでも働いてきましたが、今はウイスキーの世界を探求中の28歳、健康男児です(笑)。

ツーリングやフィッシングなどアウトドア大好き!リフレッシュもかねて全国各地を走り回っています。

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