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サントリーウイスキー蒸溜所ブログ -日本のウイスキーのふるさとから-

水野めぐみ アイラ島最古の蒸溜所・ボウモアのこだわり 昔ながらのフロア式モルティング

こんにちは、水野めぐみです。
少しずつ春の陽気を感じる季節になりましたね。山崎蒸溜所でも新入社員を迎え入れフレッシュな雰囲気でいっぱいです。私も入社した時のことを思い出し、新たな気持ちで頑張っています。

さて、先日は「ボウモア」のパッケージがリニューアルしたというお話も紹介させていただきました。さらに以前、友人がボウモア蒸溜所に行ってきた話をご紹介しましたが、皆さま覚えていらっしゃいますでしょうか?実はあれからますますアイラ島のシングルモルトに興味が沸き、自分でもいろいろと調べていたのですが、先日、実際にボウモア蒸溜所に行った工場の方とお話する機会があり、現地の様子やこだわりの製法について色々と聞いてきましたので、ご紹介したいと思います。

(水野)「ボウモア蒸溜所ではいまも昔ながらの方法で原料の麦芽をつくっているそうですが、どんな方法なのでしょうか?」
(スタッフ)「伝統的なフロアモルティングという方法で自家製麦しています。まず2日間水に浸した大麦を床に広げて4時間毎に撹拌して麦の発芽によって発生する熱を均等にするのですが、使用する道具が重く熟練が要求される上、24時間体制で麦芽の状態を見ているのでかなりの重労働です
フロアモルティング

(水野)「24時間体制ですか?本当に大変な作業ですね・・・」
(スタッフ)「ボウモア蒸溜所は手間もコストもかかる昔ながらの製法を守っている数少ない蒸溜所なんだよ。そういえば僕が見学に行った時は窓を開けっ放しにしていて、小鳥が部屋の中に入ってきて麦芽を食べたりしてたなぁ」
ボウモア蒸溜所の部屋の中の様子

(水野)「麦のいい香りがしそうですもんね!でも、なぜ窓を開けているんですか?」
(スタッフ)「発芽の際に発生する熱を逃がすためらしいけど、小鳥のことはあまり気にしていなかったね(笑)。アイラ島の人は本当に大らかで、のんびりしているからね」
(水野)「のどかな情景が目に浮かびます・・・。ところでボウモアといえばスモーキーフレーバーですが、それについても教えて頂けますか?」
(スタッフ)「麦芽をつくる過程で香りづけをしているんだよ。麦芽がまだ湿っている間に18時間ピートを焚いた煙を与えて、その後40時間温風で乾燥させているんだ。麦芽にどれくらいスモーキーな香りがついているかの度合いを「PPM」と単位であらわすんだけど、『ボウモア』の麦芽は27~28PPM。ちなみに強烈なスモーキーフレーバーを特徴とする同じアイラ島の『ラフロイグ』は50PPMという強いスモーキーフレーバーの麦芽を使用しています
麦から芽が出ている状態

(水野)「なるほど。勉強になりました!最後にボウモアのスタッフの方をご紹介頂けますか?」
(スタッフ)「ボウモアスタッフの中でも話題に良く出てくるのがジンジャー・ウィリー!髪が生姜(ジンジャー)の色に似ているからつけられたあだ名らしいね。日本からの観光客にもアイラ訛りの英語で話しかけて、記念撮影にも気軽に応じてくれる人気者なんだよ。」
(水野)「日本通の方なんですね(笑)、私もいつかお会いしたいです!」

今回は、ウイスキーをつくっている職人のこと、そして昔の製法を守り続けているボウモア蒸溜所のこだわりを知り、シングルモルトウイスキーの奥深さを改めて実感しました。こんな裏話も交えながら、これからもお客様にシングルモルトの素晴らしさを伝えていきたいと思います。

次回も引き続きボウモア蒸溜所についてご紹介したいと思いますので、どうぞお楽しみに!

「ボウモア 12年」
価格:6,300円 (消費税込み)


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『iタウンページ』で発見!地元の名店、銘店、目が点。

2007年4月17日 23:21

自分に合うウイスキーを求めてVol.95(ボウモア)

【ちょっと一息】シングルモルト「ボウモア」(アイラ) {/kirakira/}春になって、いろいろなシングルモルトがニューリリース{/new_color/}されています。その中でもカッコよくなったのが、ボウモアだと思います。 {/hikari_pink/}これを飲みたくって、銀座の日比谷バーウイスキーズへ出かけました。ボウモアのニューボトルは次の日から提供する予定だったらしいのですが、バーテンダーの島袋さんにお願いして、特別に出していただきました。 ボウモア15年ダーケスト 42%   {/hikari_blue/}バーボン樽で12年間熟成された原酒を、オロロソシェリー樽でさらに3年間熟成させてます{/face_sup/}。 {/hikari_pink/}赤みのある琥珀色、甘く柔らかいスモーキーな香り、飲み心地は、強烈、でも余韻は短いです。ひじょうに美味しいですよ{/good/}。 {/hikari_blue/}新旧のボトルを比べてみると、     {/hikari_pink/}新しいボトルは、高さ30cmと3cmぐらい高くなり、幅はスリムに、そして、ラベルも小さくなり、全体的にスマート感が出ました{/face_en/}。 {/hikari_blue/}という話を、お店の島袋さんと話をしていると、もう一つ明日から提供するボウモアに合うメニューがあるのを特別に出しますと。 ホタルイカの炙り焼き{/fuki_osusume/}(島袋さんのアイデアなんですって)   {/hikari_pink/}イカの中にボウモアを加えたミソを詰めて焼いてあります。 {/hikari_blue/}ほー、なんとなくって感じですが、確かにボウモアに合いますよ、美味しいです{/face_yoka/}。 {/hikari_pink/}ウイスキーに合う料理の研究もされているんですね{/hakushu/}。びっくりです{/face_sup/}。...

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山崎蒸溜所でご案内係を務めています。

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ご案内係の森川ユタカです!
白州蒸溜所に勤務しています。

これまでビール工場、ワイナリーでも働いてきましたが、今はウイスキーの世界を探求中の28歳、健康男児です(笑)。

ツーリングやフィッシングなどアウトドア大好き!リフレッシュもかねて全国各地を走り回っています。

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