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サントリーウイスキー蒸溜所ブログ -日本のウイスキーのふるさとから-

水野めぐみ 山崎蒸溜所つくり手インタビュー ~技術管理 古沢技師長、村上リーダー その1~

こんにちは、水野めぐみです。
蒸溜所でご案内をしていると、お客様からブレンダーに関する質問を多くいただきます。ウイスキーの味わいを生み出すブレンダーというと、グラスを傾けながら真剣な表情でテイスティングをしている姿がすぐに目に浮かぶのではないでしょうか。


では、このブレンダーのイメージする味わいや香りの最終品質チェックをしている「技術管理」の存在はご存知でしょうか。技術管理とは、ウイスキーや水の品質を最終的にチェックしているつくり手のことで、山崎蒸溜所では通称「技管」と呼んでいます。

今日は、この技管のプロフェッショナル、古沢技師長と村上リーダーのインタビューをお届けします!
 


技術管理古沢技師長

二人は、以前は白州蒸溜所でもウイスキーづくりに携わっていました。
古沢技師長は、さらにスコットランドの蒸溜所でも研修の経験があるので、海外の蒸溜所のウイスキーづくりにも精通しています!
村上リーダーは、ホテルなどで企業の方を対象に開催している "おいしいハイボールのつくり方セミナー"の講師を担当するなど、幅広く活躍しているんですよ。

 

(水野)「さっそくですが、技管ではどういった製品のチェックをしているんですか?」

(古沢技師長)「山崎蒸溜所では、『山崎12年』などの山崎蒸溜所で瓶詰めされたウイスキーに加え、『ザ・プレミアムソーダ山崎』に使用されている水の品質のチェックもしています。お客様に試飲会場で出している山崎の名水は製品化されていませんが、皆さんが安全でおいしい状態で飲んでいただけるよう、こちらも日々確認しています」


(水野)「製品化されていないもの(山崎の名水)も技管でチェックしているとは初めて知りました!それぞれ、どのような方法でチェックしているんですか?」

(村上リーダー)「ウイスキーの場合は、機械を使ってアルコール度数を測ったり、色調を見たりしています。また、「コントロール標準サンプル」という、味わいや香りの基本となるウイスキーをベースにして、目・鼻・口を使って品質のチェックをしています。ブレンダーは、どちらかといえば、ウイスキーの味わいや香りをつくる方にウェイトをおきますが、技管は製品がブレンダーの考える味わいや香りと合致しているかを確認しているといった感じですね。」

(古沢技師長)「水の場合も同じような確認作業をしますが、ウイスキーと違って水は無味無臭なので、より難しいですね。官能検査以外に微生物検査も行って、安心して飲めることをしっかり確認しています」

(水野)「なるほど、そういえば私も今年、官能訓練のテストを受けて、合格するのに苦戦したことを覚えてます...(笑)水の官能検査って本当に難しいですよね。官能のプロである技管の皆さんは、官能のスキルアップのために、普段から何か訓練をしているんですか?」


 
技術管理村上リーダー

(村上リーダー)「はい。製品化されたウイスキーを並べて、官能訓練をしていますよ。例えば、製品化したウイスキーと、先ほど紹介した「コントロール標準サンプル」との香りや味わいの違いを数値に表す訓練があります。他にも、特徴的な香りのあるサンプルの香味の違いを見分けるテストもしています」

 

普段なかなかご紹介する機会の少ない技管の皆さんのお仕事ですが、安全でおいしいウイスキーづくりができるのは、技官メンバーの存在があるからこそ!ということがよく分かりました。

今回は、製品の中味の管理・チェック方法についてインタビューしました。次回は、ラベルやボトルチェックの様子を、写真を交えてレポートしますね。どうぞ次回もお楽しみに!

 

 

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ご案内係の水野めぐみです!
山崎蒸溜所でご案内係を務めています。

趣味はスポーツ全般。蒸溜所を知る前はワイン好きでしたが、今ではかなりのウイスキー通になりつつあります。

みなさんと一緒にこのブログを盛り上げていきたいです!

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ご案内係の森川ユタカです!
白州蒸溜所に勤務しています。

これまでビール工場、ワイナリーでも働いてきましたが、今はウイスキーの世界を探求中の28歳、健康男児です(笑)。

ツーリングやフィッシングなどアウトドア大好き!リフレッシュもかねて全国各地を走り回っています。

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