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サントリーウイスキー蒸溜所ブログ -日本のウイスキーのふるさとから-

水野めぐみ 1000年に1度のミレニアムイベント「10年モルト原酒づくり樽払いイベント」が開催されました!~山崎蒸溜所にて感動の再開~

こんにちは、水野めぐみです。

早いもので、もう12月ですね。今年も山崎蒸溜所では、たくさんの樽にウイスキーが詰められました。これから何年、何十年と長い熟成期間を迎えるウイスキー原酒。つくり手に「ウイスキーづくりの難しいところは?」と聞いてみると、「10年後、20年後の味わいを想像していくこと」という答えが返ってきます。お客様からも「ウイスキーって本当に長い時間をかけて味わいが完成していくんですね」と驚きの声をよく伺います。


無色透明のニューポットは、10年の歳月でここまで色づきます!

無色透明のニューポットは、10年の歳月でここまで色づきます!

今回は、先日山崎蒸溜所で行われた1000年に1度のミレニアムイベントの様子をご紹介します!

先日、ウイスキーづくりの"時の恵み"を肌で感じることのできるイベントが、山崎蒸溜所で行われました。実はこのイベントの始まりは、10年前の2000年(私はまだ未成年でした!)。2000年はサントリーにとっては創業100周年の翌年ということもあり、山崎ウイスキー館がオープンしたり、千年に一度のミレニアムを記念したイベントも多く開催された年でした。

当時開催されたイベントに関わったつくり手から話をきくと、中には1泊2日で行ったプログラムもあり、発酵の工程で大切な酵母の添加や、樽作りまで体験いただいたそうです。ほんとうにミレニアムならではの特別な内容ですよね!聞いているだけでワクワクしてきます。

そんなミレニアムイベントの中でも特に注目度の高かったのが、『オリジナルウイスキー工房 10年モルト原酒づくり』です。参加者の方々がグループごとに樽を選び、ニューポットを樽に詰め、10年後に樽払いをするというプログラム。このイベントにはたくさんの応募があり、抽選で当選された方がご参加になりました。

その"ミレニアム記念ウイスキー"との"再開"が、今回の「10年モルト原酒づくり樽払いイベント」なんです!まさにウイスキーのタイムカプセルですね。


10年振りの再会を懐かしむ参加者の方々

10年振りの再会を懐かしむ参加者の方々
 

2010年12月4日。10年前に一緒に樽詰めをした方々が、再びこの山崎の地に集いました。同窓会のような雰囲気の中、皆さんの会話も弾み、お互いの変化に10年という時の長さを実感されているようでした。

当時2000年といえば、シドニーオリンピックの年。日本中がシドニーオリンピックQちゃんこと、高橋尚子選手の金メダルに沸いた年でしたね。皆さんは10年前、そしてこの10年間、どんなふうに過ごされていましたか?

お客様の中には、ウイスキーとの再会を待ちわびて大病の手術を乗り越えたという方や、「結婚して、今日は子供も一緒に連れてきたんですよ」という方もいらっしゃいました。「当時も主人と参加して、今回も二人で元気に訪れることが出来ました」、「ウイスキーが私たちの絆をより一層深めてくれた気がします」など、素敵なお話しを伺うことができ、思わずお客様と一緒に涙ぐんでしまいそうでした。

藤井工場長からは、山崎蒸溜所の10年間を振り返ってのお話がお客様にありました。「山崎12年」が日本のウイスキーとして初めてISCで金賞を受賞したり、蒸溜釜を入れ替えて、モルトウイスキー原酒の新たなつくり分けへのチャレンジをしたり、ハイボールがブームになったり・・・。そして、今年はとうとう「ディスティラー オブ ザ イヤー」という素敵な賞をいただくこともできました。まさにウイスキーにとって激動の10年間!そんな中、樽払いを待ちわびてくださったお客様と喜びを分かち合える、本当に素敵な時間でした。


ミレニアムウイスキーのラベルは樽の鏡板のデザインです

ミレニアムウイスキーのラベルは樽の鏡板のデザインです
 

「再開」した樽は7種類。それぞれ「2010年モルトの旅」や「10年後の私に」など、思い思いの心のこもった名前がつけられています。ミレニアム記念ウイスキーのラベルは、鏡板がデザインされています。これは当時、樽詰めをした際にお客様自身が、実際に鏡板にサインをしたものなんです。皆さんラベルに記されたご自身の小さな名前を探しながら、盛り上がっていました。

そして、7つのウイスキーを並べて、皆さん一緒にテイスティング。「同じシェリー樽を選んでいても味が違う。これだけ変化するところがウイスキーのロマンだ!」と熟成の神秘を熱弁される様子や、「自分の詰めたウイスキーが一番美味しく感じる」と我が子のように大切に召し上がる様子も見ることができました。1000年に一度だからこそ実現した、ウイスキーに注がれた時間の長さと密度の濃さを体感できるイベントとなりました。


今、山崎蒸溜所で樽詰めされたウイスキー原酒が、皆さんのもとへ1本のウイスキーとして届けられるのは、何年、何十年先のことです。その瞬間の為、つくり手たちの愛情と時の恵みが1本1本のボトルに詰まっています。

みなさんも、今夜は10年という時を振り返りながら、「山崎」を愉しんでみませんか?


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ご案内係の水野めぐみです!
山崎蒸溜所でご案内係を務めています。

趣味はスポーツ全般。蒸溜所を知る前はワイン好きでしたが、今ではかなりのウイスキー通になりつつあります。

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ご案内係の森川ユタカです!
白州蒸溜所に勤務しています。

これまでビール工場、ワイナリーでも働いてきましたが、今はウイスキーの世界を探求中の28歳、健康男児です(笑)。

ツーリングやフィッシングなどアウトドア大好き!リフレッシュもかねて全国各地を走り回っています。

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